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 近年は地球規模による気候が著しく変動し、その結果として局地的な豪雨による災害と干ばつによる農作物への被害等の報道をしばしば目にする。

 わが国の国土は山地・丘陵地帯が7割を占めているものの採算が見込めない山林従事者が激減する一方、山間部での開発行為等による森林伐採も加担し森林の量と質は劣悪の一歩をたどっている。豊かな森林であれば水源涵養機能により、ゆっくりとした地下水の流れであったのに対し森林に降った雨は瞬時に河川に流れ込み排水機能の限界を遙かに超える降雨量により堤防決壊等の水害が頻繁に発生している。

 このような局地的な豪雨による災害は至る所で発生しており、最近では緩勾配である盛土法面においても流下水による表面の浸食及び排水溝から氾濫した雨水による崩壊などの災害事例が増加傾向にある。

 本工法は主に緩勾配である盛土法面及び自然斜面を対象とし、表面保全と表面保護を目的として開発した工法である。盛土法面及び自然斜面は過去において災害も少なく、あまり重視されなかった場所であるが、近年の顕著な強度雨量の変動に伴い今後は侵食・滑落・崩壊等の災害発生が懸念される。

 そこで、既設盛土法面・自然斜面崩壊の要素があるか否かを簡易貫入試験により状態を把握し、崩壊防止対策としてジオアンカ-補強土工を講じることにより、災害を最縮小化規模(対象面積・コスト)にできることを切に願うものである。

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